【雑感】監査法人の幼稚さと自由さ

決算もようやく落ち着き、経理職や監査法人の繁忙期もようやく落ち着き始めた。このころになると、前職の監査法人の打ち上げなんかにもお呼ばれして旧交を温めたりする。

 

久しぶりに監査法人の先輩後輩同期達と会うと、やはりみんな若々しい(実際に若いというのあるが…)し、明るい印象を受ける。最近は労働管理も厳しくなり、あまり滅茶苦茶な残業もシニア、スタッフレベルだとできなくなったため、ボロボロになり打ち上げる余裕もないぐらいになるという感じはないようだ。

 

久しぶりに先輩後輩の話を聞くと、相変わらず噂話が多い。クライアントの担当者の対応の悪さやら、詰める先輩の悪口やら、出来の悪い後輩の悪口、パートナー昇格対象者やら、色恋沙汰など、正直完全に他人事でどうでもいいといえばどうでもいいのだけれど、懐かしい思いになりながら聞いている。

 

ただ、正直、飲み会の席だからというのももちろんあるのだけれど、監査法人に勤務する人間の話題ってこんなもんなのか?と思ってしまう。別に政治やら経済、国際情勢を語れというのではないのだけれど、伝統的な日本企業の粉飾決算やら、KAMやら収益認識基準やら財務会計のエリアはトピックと課題だらけなのに、そういった話題には全く触れる感じでもなく、元OBとしては少々不安を覚える。

 

事業会社に勤めてそれなりのポジションに就くと、自分の課やチームの人員構成や教育、プロセスの改善やらシステムの更改、グローバル対応、税務対応等々、事業会社なりの問題意識やら課題設定やらを嫌でも認識して過ごし、いざとなれば監査法人の先生方に教えを乞おうと思っている経理職が多いのだと思う。ただ、そういった人たちと同じ目線で語り会える人間が監査法人の中にどれだけいるのか?正直疑問に思う。後輩のしょうもない失敗談など、どうでもいいじゃない。。。そう思ってしまう。

 

まあ、あまり上から目線の意識高いこといってもどうしようもない。

 

逆に一方で、監査法人をうらやましいとも思う。その理由は、監査法人は風通しの良さだ。事業会社だとかなり閉じた人間関係になり、また上下関係もかなり徹底されるため、お作法なり根回しなりにかなり時間を取られるし、気を使うことが多く、正直気疲れする。監査法人だと(もちろん、人にもよりますが…)割と意思決定が早く、多少粗相があっても多めに見てもらえる人が多いため、いろいろとやりやすかったなと思う。

辛いことももちろん多かったが、自由で大らかな職場だったのは間違いないと思う。

 

そんな良さを持ちながら、プロフェッショナルとして会社と、経営者と同じ目線で語り成長できる職場であってほしいと願う。