【雑感】WOWOWぷらすと『2016年の音楽界を振り返る』を観て

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2017年も年の瀬に入ろうとしている昨今、今らさながら『2016年の音楽界を振り返る』という動画を見て、面白く思うと同時に、なんだか失望してしまった。

 

私自身三十路を超えて随分経つ身であり正直、そこまで日本や欧米のポップミュージックを熱心に聴くことは無くなった。いろいろな理由はあるものの、やはり学生時代と違い、いろいろとやることが増えた結果、なかなか音楽を聴くということに時間を避けなくなったというのが大きいと思う。

 

さて、上記の動画は、宇野惟正、柴那典、そして田中宗一郎というロッキング・オンOB(というには随分時間が経っているが…)が2016年の音楽シーンを振り返り、放談するというもの。

 

観ていて最初のうちは、「おお、タナソー老けたなあ。でも、あんまり変わってない気もする」という懐かしい気分で楽しく見ていた。そのうち、日本の音楽シーンについて、語り始める。基本路線としては、欧米がWebのテクノロジーを利用し、音楽を聴く形態やビジネスがドラスティックに変容していく一方で、それを気にも留めずガラパゴス化していく日本のアーティストとリスナー、そしてメディアを批判的に論じている。

 

まあ、気持ちわからなくもないのだけれど、途中の宇野惟正の酔っ払ったかの如く英語を勉強しろ!という言説を聞いて、なんだか鼻白む思いをし、途中で聴くのを辞めた。

 

大体、英語を勉強した程度で、欧米の音楽に自然とアクセスし、参照するようになんかなるかいな。今の若い子のほうが昔よりよっぽど早くから英語に接する機会は多いし、時間も多いけど、全く結果に影響与えてないぞ。

 

そう、本当に変えたければ、もっとドラスティックにやる必要がある。

 

それは、日本語を使うことを止め、日本人の作った音楽から遮断して多くの人間が育つことだ。

 

ただ、そうなったときに、本当に素晴らしいと思えるのか、素晴らしいと思う人間がいるのか、本当に疑問。